会期:9月5日(土)~9月27日(日)

※金土日祝日のみ開場。それ以外の曜日は要事前予約(お電話、メール、SNSからのDM、HPお問い合わせ等よりお願いします)

開場時間:13時~19時(最終日のみ17時まで)

入場無料

◾️プロフィール
足田メロウ|Ashida mellow
1973年生まれ、
滋賀県信楽町で絵を描いたり陶器を作ったりして暮らしています。
お地蔵さんのような”やさしさ”や”祈り”を感じられる作品を作りたいと思い制作しています。

「依代とは、神霊や精霊が一時的に宿るための物体や場所で、神道や民間信仰における神聖な媒介物です。
基本的な意味と語源
「依代(よりしろ)」は、「依る(よる)」と「代(しろ)」が組み合わさった言葉で、神霊が依りつくためのものを意味します。神道では、神は目に見えない存在とされるため、神と人間が交わるための媒介物として依代が用いられます」

近年の主な展示・出展

【2024】
・oomachi gallery|福島
・七寶|北京
・もえぎ本店|栃木

【2025】
・白白庵|東京
・クラフトフェアまつもと2025|長野
・KA SO KE KI|京都
・東京クラフトフェスティバル
・安楽寺|京都
・echo gallery|埼玉

【2026】
・oomachi gallery|福島
・JAMCOVER雑貨店|群馬
・fuai|奈良

足田メロウ「青い依り代」によせて

  私たちが生きる現代は、 価値観が大きく揺れ人と人の間に見えない分断が生まれやすい時代です。正しさがぶつかり合い 言葉が重くなり心の居場所を見失うことも少なくありません。そんな社会の中で足田メロウは「依り代」という古い概念に 新しい意味を見出だそうとしました。

  依り代とは、 神霊や精霊が一時的に宿るための場所であり、 見えないものを受け入れるための“余白”です。争いも主張もなく、 ただ静かに存在を受け入れる場所。 その余白は、分断の多い現代にこそ必要なものだと感じています。 信楽の土に触れ、絵具の青を重ねる制作の中で、 彼は「自分の神」と向き合いながら、 心の奥にある静かな領域を探してきたのでしょう。そこでは街中にいた時とは違う生活で、世間話程度に「お酒を飲みに行く場所が無くなって飲まなくなりましたよ」と屈託なく笑う彼が印象的でした。そこに対する私個人の密かな憧れも含め今回の個展の準備は進んでいきます。

 足田メロウが多用する青。青という色は揺れる時代の中で心を深く沈め静けさへと導くための色なのかと思っていました。しかし本人から返ってきた言葉は「片づけるのが苦手で,使用する色数を絞らないと収拾がつかなくなるので、結果青が残った感じです」と。しかし「好きだから残ったのでしょうね」とも。

  今回の展示「青い依り代」は、 見えないものを受け入れるための場所を足田メロウなりに現代にもう一度つくる試みです。そして、言葉数の少ない足田メロウの「青」を感じてもらえたらと思っています。 作品が、 誰かの心の中にそっと寄り添い、 分断の多い時代において 小さな安らぎの居場所となることを願っています。

                        Garally green&garden 繁道